ポケットWi-Fiの一つである「WiMAX(ワイマックス)」では、キャッシュバックという特典が多くのプロバイダでキャンペーンの目玉として、実施されています。
このキャッシュバック、普通は必ずもらえるものだと思いますよね?
でもそれが違うんです。
意外ともらうことができないケースが多くあるのをご存じでしょうか。
キャッシュバックは魅力的な特典ですが、正しく手続きをしないと受け取ることができないような仕組みにしているプロバイダが多くあります。
今回は主要なプロバイダのキャッシュバック事情を一覧として掲載します。WiMAX契約前に必ず知っておくべき重要な事柄です。
目次
WiMAXプロバイダそれぞれのキャッシュバック特典の内情
GMOとくとくBBの場合
GMOはキャッシュバックが受け取りにくいプロバイダ筆頭です。
ポイント
- 契約後11ヶ月目にGMOから送られる「講座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する
- このメールが送られてくるアドレスは、契約時に付与されるGMO会員専用のメールアドレス(普段使わないもの)
- 手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置も無し
GMOの良くないところは、通知メールが普段使わないメールアドレスに届くことです。
これだと単純に自分の使っているメールアドレスへ来ないので、忘れてしまいがちです。
転送設定をすればいいのと思うかもしれませんが、それだと、GMOからの宣伝メールもたくさん転送されてしまいます。これは結構ウザいです。
以上のような構造になっているため、GMOはキャッシュバックに関して一番もらえなかった(手続きを見逃した)人の割合が多いプロバイダとなっています。
So-netの場合
So-netの場合もGMOとくとくBBと全く同じ構造になっています。プロバイダイメージからなのか、契約する人の層が少しまじめな方が多いため、GMOよりは手続き忘れをする人が少ない印象。
それでも、GMOと同じようにキャッシュバックを受け取りにくくしていることには変わりません。
ポイント
契約後11ヶ月目にSo-netから送られる「講座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録するこのメールが送られてくるアドレスは、契約時に付与されるSo-net会員専用のメールアドレス「@so-net.jp」(普段使わないもの)手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置も無し
現在So-netはキャッシュバック特典を廃止し、月額料金割引キャンペーンに移行しています。
BIGLOBEの場合
ポイント
- 契約後すぐにアンケートに答える必要あり
- アンケートは会員ページから行う
- 契約後13ヶ月目に引換券(振替払出証書)が郵送で自宅に送られてくる
- 所定の期間内に銀行で手続きを行い現金を受け取る
- 2年以内に解約すると通常の違約金に加え15,000円が発生する
BIGLOBEはキャッシュバックが受け取りやすいことで有名です。
正しアンケートに答えるのを忘れてしまった場合は受け取れないので、100%安心というわけではありません。
また、2年以内に解約すると通常の違約金にプラスして15,000円とられてしまうので、しっかりと契約年数を全うする覚悟のある人じゃないとあまりお得なプロバイダではありません。
Broad WiMAXの場合
Broad WiMAXにはキャッシュバック特典はありません。
その代わり、月額料金を他社よりも安くして、同レベルの実質料金を実現しています。
キャッシュバックを受け取ることができない場合はこのようなプロバイダが最安になります。
カシモWiMAXの場合
カシモもBroad WiMAX同様キャッシュバック特典がありません。
月額料金もBroad WiMAX同様安くしています。
DTIの場合
DTIにはキャッシュバック特典はありません。
以前はキャシュポという疑似キャッシュバック特典がありましたが人気がなかったのか現在は廃止されています。
DTIはキャッシュバックに似たポイントがもらえる特典を実施しています。
ポイント
キャシュポという現金化可能なポイントがもらえるEクーポンというサイトから契約する必要があるキャシュポは33ヶ月にわたって分割で付与されるため全額もらえるまでが長いそのためその時点まで契約を継続している必要がある
DTIもキャシュポによって実質料金はかなりお得になりました。
しかし、キャシュポは全額もらえるまでが全プロバイダで最長なのであまりお得感を感じにくい。
しかもキャシュポはDTIとEクーポンの2つに登録する必要があり面倒なのが難点。
メリットがあるとすれば、キャシュポはEPARKというサイト内で自動で付与されるため、契約以降は他のプロバイダのように手続きなどは必要ない。そのため、受け取り忘れの心配はない。
しかし、現金化のタイミングでポイントの有効期限なども考慮しなければいけないため、分割で何回かに分けて現金化する必要があり面倒。
UQ WiMAXの場合
UQWiMAXはWiMAXというサービスを提供する大元ですが、プロバイダでなく直接UQWiMAXで契約することも可能です。
しかし、キャッシュバックは時期によりますが10,000円と少額で、月額料金もプロバイダより高く設定してあるため、UQWiMAXで契約する必要性は全くと言って良いほど無い。
家電系プロバイダの場合
ヤマダ電機など家電量販店もWiMAXを販売しています。
しかし、キャッシュバック特典を設けているところは一つもありません。
しかも、月額料金が高いためUQWiMAX同様家電系プロバイダで契約する意味はほぼ無いに等しいでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
WiMAXのプロバイダで契約するときにキャッシュバックはとても聞こえのよい特典ではありますが、その分落とし穴も多いです。
WiMAXで契約する際はキャッシュバック特典ありかなしかというのもプロバイダを選ぶ判断材料になるでしょう。