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実はWiMAXプロバイダの速度比較は意味が無い!?
WiMAXを契約する前に知りたいのは、「どのWiMAXプロバイダの通信速度が一番速いか?」ですよね。
遅い通信回線なんかだれも使いたくないですから。
では早速!WiMAXプロバイダの速度比較をしてみましょう。
・・・と言いたいところですが、
実は「どのWiMAXプロバイダも通信速度が同じ」なのです。
WiMAXプロバイダの通信速度がどこも同じな理由
どういうことかというと、
WiMAXはUQ コミュニケーションズという会社が回線の敷設からアンテナ設置、それらの保守・拡大など物理的なインフラを全て管理しています。
そしてUQ コミュニケーションズがUQ WiMAX(これがいわゆる「WiMAX」)というサービスを直接提供しています。
ですが、UQ WiMAXだけではユーザーを獲得しきれないので、Broad WiMAXやSo-net、GMOとくとくBB、BIGLOBEなどのインターネットプロバイダと呼ばれる通信サービス販売会社に回線を卸売りをし、代理でWiMAXを独自のプラン込みで販売できるようにしています。
UQ コミュニケーションズとしては回線を貸し出すだけでよいので、インフラ整備をより集中して行えます。役割分担ですね。ドコモやauが回線を貸し出している「格安SIM」の仕組みと似ています。
プロバイダ側は契約数に応じてUQ コミュニケーションズから委託料が増減するので、どのプロバイダも頑張って価格競争やキャンペーン競争を行っています。
私たちユーザーの側もUQ コミュニケーションズによってインフラはより良くなるし、プロバイダによってサービスの質が向上し価格も安くなるのでメリットが多いです。
WiMAXプロバイダの通信速度を比較する意味は無い
つまり、Broad WiMAXもSo-netもGMOとくとくBBもBIGLOBEもどのプロバイダで契約しても利用できる回線はどこもUQコミュニケーションズのものなのです。
なので、「どこどこのプロバイダだから速い・遅い」ということは一切無いのです。
どのプロバイダも速度は全く同じです。
ついでに言えば、回線のエリアやつながりやすさなど回線スペックに関することは全てのプロバイダで共通です。
WiMAXのルーターの機種によって最高速は異なる
プロバイダごとの速度は変わりませんが、ルーターの機種によっては速度の違いがあります。
現在WiMAX契約時に選ぶことのできるルーターの機種毎の下りの最高速度は以下のようになります。
機種 | 最大通信速度(下り) |
---|---|
WX06 | 440Mbps |
W06 | 558Mbps(ハイパフォーマンスかつLTEオプション適用時867Mbps) |
WX05 | 440Mbps |
WX04 | 440Mbps |
W05 | 558Mbps(ハイパフォーマンスかつLTEオプション適用時758Mbps) |
W04 | 558Mbps(ハイパフォーマンスかつLTEオプション適用時758Mbps) |
WX03 | 440Mbps |

通信速度はWiMAX2+回線利用時の速度です。
最新の機種は「ハイスピードプラスエリアモード」にすることで、au 4G LTE回線をWiMAX2+回線と併せて使い758Mbpsまで速度を向上させることができます。
W06は特に速く、下り最大867Mbps出ます。そしてUSB接続した場合1Gbpsとなります。
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WiMAXの速度自体は440Mbpsで十二分に速く、光回線並です。動画も余裕で見られます。ルーターもどれを選んでも基本的には速度に差はほとんどありません。あったとしても、体感では分からない程度です。
詳しいルーターの比較は↓
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まとめ
WiMAX・WiMAX2+の通信速度の比較をプロバイダごとで行う意味はありません。
それはプロバイダはどれもUQコミュニケーションズのUQWiMAXというサービスの販売を行っているにすぎないからです。
設備や端末など通信に必要なものはすべてUQコミュニケーションズのものなのです。