この記事では、モバイルWi-FiのY!mobile(ワイモバイル)とWiMAX(ワイマックス)を比較しています。
目次
モバイルWi-FiとしてはWiMAXのほうがコスパに優れている
UQWiMAXのWiMAX以外にもワイモバイルの回線でもモバイルデータ通信(いわゆるポケットWi-Fi)は可能です。
ワイモバイルは主にスマホの回線としては人気がありますが、モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)としての人気はありません。
その理由は、WiMAXのモバイルWi-Fiとしてのコストパフォーマンスが圧倒的に優れているからです。
WiMAXとワイモバイルとの比較を行いそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
ワイモバイルの3日1GB制限は厳しすぎる
ワイモバイルには3日間での合計データ使用量が1GBを超えると速度に制限がかかってしまう「3日1GB制限」があります。Pocket Wi-FiやPocket Wi-Fi+といったプランにそのような制限が設けられています。
モバイルWi-Fiルーターにはどれも速度制限は存在しますが、ワイモバイルの制限はネット社会の現代においては厳しすぎます。
WiMAXであれば3日間の合計データ使用量は10GBまでOKです。ワイモバイルの10倍です。この点に関しては間違いなくWiMAXの方が優れています。
ワイモバイルが月間データ量無制限になるのはAXGP回線のみ
ワイモバイルのデータ量無制限になるのはAXGP回線のみで、AXGP回線は下り最大110Mbps、上り最大15Mbpsと現代においてはあまり高スペックとはいえません。
対して、WiMAXのデーター量無制限の「ギガ放題プラン」では下り最大440Mbps、上り75Mbpsとなっています。
一目瞭然ですね。WiMAXはさらに、一部機種でau 4G LTE回線と組み合わせることで下り最大758Mbpsまで速度を向上することができます。
ワイモバイルでWiMAXに匹敵する速度で通信しようとすると、月7GBまでしかデータ通信を利用できません。
ワイモバイルは料金がWiMAXより高い
ワイモバイルはここまで見てきたようにWiMAXよりもモバイルデータ通信としては性能が劣ります。
それにも関わらず、ワイモバイルの料金はWiMAXよりも高いです。
ワイモバイルはプランにもよりますが4,000円近くかかります。
対して、WiMAXはこのページでも示してあるとおり、平均で3,200円程度です。しかも定額です。
WiMAX(ワイマックス)とワイモバイルとの比較まとめ
ここではワイモバイルとの比較を行いましたが、モバイルデータ通信サービスを行っているプロバイダは他にもあります。
しかし、そのどれもがネットワークにSoftBank(ワイモバイル)、ドコモ(NTT)のいずれかの回線を利用してネットワークサービスを行っています。そのため、速度制限などの成約や通信速度などが似ていてどれもWiMAXと比べるとイマイチです。ドコモのWi-Fiは制限などはありませんが、定額でなく料金が青天井に上がっていくため注意が必要です。
WiMAXとワイモバイルの比較をまとめると以下の通り。
ワイモバイル(Y!mobile)
- ワイモバイルには3日1GB制限があり、成約がきつすぎる
- ワイモバイルで月間データ量無制限になるのはAXGP回線(低スペック)のみ
- ワイモバイルの料金は4,000円前後
WiMAX
- WiMAXは3日間で10GBまで速度制限がない(速度制限の時間帯は夜だけ)
- 月間データ量無制限のギガ放題プランではWiMAX2+回線(最新)を利用し速度も速い
- ギガ放題プランの実質的な月額料金は平均3,200円で定額
WiMAXを過度に持ち上げるつもりはありませんが、冷静に比較してみても、ワイモバイルがWiMAXより優れている点が見当たりません。
モバイルデータ通信サービス(通称:モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fi)を選ぶなら、現時点ではWiMAXが一番おすすめといえます。